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【2026年リライト版】スマートホーム規格「Matter」を徹底解説【特徴や注意点】

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最近のスマートホーム製品でちょくちょく見かけるMatter。

スマートホームデバイスを統一する規格だということは何となく分かるが、他の機能にどのような機能を有しているのかよくわからない人も多いハズ。

今回はそれなりのスマートホーム環境を構築してる犬鳴がわかりやすく解説していく。

犬鳴

書いてる人:犬鳴
当ブログガジェ文の管理人。深煎りのコーヒーが好み。ガジェット・文具レビュー、技術解説など、好きなことを好きなだけ執筆してます。

Matterという統一規格

スマートホーム機器を管理するにはメーカーごとに専用のアプリが必要となる。

Alexaなどのスマートスピーカーはアカウントを紐づけることで操作が可能になるが、これだと、別のメーカーが増えるたびにアプリが増えるため管理が手間になる。

アプリで管理できるとはいえ、一部機能はメーカーアプリでないと操作できないなんてことも多々ある。

このようなスマートホームの煩雑さを解消するために生まれたのがMatterというわけだ。

Amazon、Google,Appleのスマートスピーカー大手3社がMatterに参加したため、結構話題になっている。

Matterの特徴

引用:CSA

Matterの特徴はざっとこの通り。

  • オフライン制御
  • Alexa/Google/Siri全部対応
  • Matter対応なら相互利用可能

オフラインで制御が完結

出典:amazon.co.jp

Matter最大の特徴がオフライン制御。

普及しているスマートホーム制御の仕組みは上のように一度インターネットを介して指示するため、ネットが切断されると操作できないという欠点があった。

Matter製品は、ネットを介さずに制御できるためインターネット上のサーバーが落ちても安心だ。

インターネットが使えない時は外出先からの制御は無理。だが、自宅にいるときにサーバー障害でエアコンが付けれないなんてことはなくなる。

Alexa/Googleアシスタント/Siri対応

Matterに対応したデバイスはすべてAlexaやGoogleアシスタント、Siriにも対応している。3社ともMatterに参加してるから当然。

ほとんどのスマートホームデバイスは、AlexaとGoogleアシスタントに対応してるため恩恵は少ないが、Siri対応のものは少ないためありがたく感じるだろう。

アプリを統一できる

さっきも書いた通りMatterに対応したデバイスは、そのメーカー以外のMatter対応メーカーのアプリで管理できる。

環境を整えれば一つのアプリですべて制御できるようになる。

Matterのクソデカ注意点

そんな革命的なMatterにも注意点があるため、しっかり解説する。

Matterを使用するにはコントーラーが必須

Matterデバイスを使用するには、コントローラーと呼ばれる指示係が必要。これがないとMatter製品を制御できない。

幸いにもコントローラ機能はスマホをはじめ、Alexa/Googleアシスタント/Siri搭載スマートスピーカーに大体ついてる。

【重要】Matterには2種類ある

あと、Matterには大きく分けて2種類ある。

  • Matter over Wi-Fi(Wi-Fi)
  • Matter over Thread(Thread規格を使用)

同じMatterだから一緒だろと思ったが大違い。

Matter over Wi-Fiはその名の通りWi-Fiさえあれば通信できるため、あとはスマホやスマートスピーカーなりのコントローラーさえあれば制御できる。

問題はMatter over Threadにある。

Thread規格が曲者

出典:Threadgroup.org

Threadは下記の特徴を持つ規格だ。

  • 低消費電力
  • 応答速度が速い
  • 接続信頼性

一番大きいのは接続信頼性に一役買っているメッシュネットワーク機能。網目のように各Threadデバイスが繋がるため、1つの通信ルートが止まっても迂回できる。 

そんなThreadだが、これを使用するにはボーダールーターというまとめ役が必要だ。

Matter over Threadの仕組みは上記の通り。Wi-Fiではルーターに接続していたが、代わりにThreadボーダールーターが使用されているだけ。

ちなみにボーダールーターとなる大手3社のスマートスピーカーはたったこれだけ。

Alexa
  • Echo(第四世代)
  • Echo Show 10(第三世代)
  • Echo Hub

確認サイト(その他デバイスはここから)
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=16450695051

Googleアシスタント
  • Nest Hub(第2世代)
  • Nest Hub Max

確認サイト(その他デバイスはここから)
https://support.google.com/googlenest/answer/12391458?hl=ja

Siri
  • HomePod(第2世代)
  • Home Pod mini

確認サイト(その他デバイスはここから)
https://support.apple.com/ja-jp/102078

最近参入してきたAqaraが安くボーダールーターを販売しているが、まだ少ないのが現状。

Matterの種類の見分け方はThreadロゴ

引用:Thread

ちなみに、Matter over Thread対応か否かは製品に上のロゴがついているかどうかで判別できる。左のロゴがついていればThread対応、右であればボーダールーターだ。

逆にこのロゴが付いていないデバイスはThreadを使用していない。

ということはWi-Fiの電波外では使えないし、Threadのメッシュ環境に入れないから気をつける必要がある。

一部機能が対応してない

上の図のようにMatter対応メーカー同士であればアプリを1本化できるが、すべての機能が使えるとは限らない。

メーカBのスマートプラグをメーカーAのアプリで管理するとする。

電源制御といった基本的なことはできるが、メーカーBのアプリにあるワットチェッカー機能が使えないため、この機能を利用するにはアプリを追加しないといけない。

会社としては自社のアプリを使用して欲しいだろうから仕方がない。

最後に

Switchbot一強を止める鍵

突現在スマートホームを構築している人の殆どがSwithbot製品を使用しているだろう。安いし良く出来てるからだ。自分も使いまくってるし、一部製品はレビューしている。

今のスマートホーム業界はSwitchbot一強みたいな節がある。でもこれ非常に危ない状況だ。

Switchbotが主要デバイスを安く売り囲い込むことで、便利な小物グッズを高く販売している。リモートボタンが最たる例。こんなものは1,000円台で売ってくれ。

Switchbot強すぎる

別メーカー品で便利そうなものが出ても、Switchbotのエコシステムでは使えないという問題もある。

そんな寡占状態を翻してくれる鍵となるのがMatter。

Matterに対応していればメーカーごとの垣根が崩れるため、Switchbotが行っていた囲い込み戦略から抜ける事ができる。

と思っていたが、一部機能の制限によってSwitchbotエコシステムの優位性は崩れていない。難なく逃れるかもしれないのは手堅い企業戦略と褒めるのと同時に、消費者としては歯がゆく思う。

新興メーカーも参入しやすいMatter

Screenshot

Matterにはコントローラーが必要だがこれあれば、制御においてインターネットに接続する必要がない。そのため新興メーカーだとしても、インフラを削減できるという旨みもあるし、消費者としてもメーカーがサポートを辞めたせいで制御できないなんてことはゼロになる。

エコシステムのSwitchbot、高機能性とMatter対応を誇るAqara、Matter対応安価な新興メーカーという三つ巴の戦いが、スマートホーム界に新たな風を巻き起こすことを祈るばかりだ。

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