自分が使っているキーボード、K65の打鍵感はそこそこ良いのだが反響音(金属音)がかなりひどい。普段は気にならないのだがたまに気になる…ということでお手軽に反響音対策を行った。
静音化リングがかなり有名だが自分には合わなかった。詳しくは下にある記事を見てほしい(宣伝)。
目次
作業
早速作業を開始する。
Tape Mod

基盤にテープを貼り付けて反響音を抑える方法だ。
必要なものは以下の通り。
- 覚悟
- マスキングテープor養生テープ(幅広タイプが好ましい)
- 精密ドライバー
- ハサミ
- 安全ピン(小さくて先端の尖ったものなら可)
ネジの取り外し

キーボードのネジを外して基盤にアクセスする。K65の場合下のようにキーキャップを外すとネジにアクセスできる。
K65の場合、ロゴ部分に隠しネジがある。こうすることで分解されたか否かを判定するのだろう。
自分は小さいマイナスドライバーでこじ開けた。
ボディ分解
次はボディを分解する。注意が必要なのはこのツメ。

分解する時引っかかる。パワーで解決したが運が悪いと壊れていた。このツメが外れたらこっちの勝ち。取り外せる。

テープ貼り付け
基板を裏返してテープを貼り付ける。今回は家にあった養生テープを使用した。
下のアフィリンクは絶対的な信頼を寄せるカモイの幅広マスキングテープ。

1枚だと全く効果がなかったから3枚ほど貼り付けるのがおすすめ。貼り付け作業時は電子部品の足に気をつけないと痛い。
貼り付け完了。
ネジ穴開け

このままボディを下に戻そうとしても、ネジ穴が空いていないためネジ穴を開ける。できれば安全ピンなどで、キーボード天面のネジ穴部を突き刺す。
これで安心してもとに戻せる。
もとに戻す

さっき引っかかったツメ部分を引っ掛けながら取り付ける。うまく取り付けたらネジを締める。
これで晴れてTapeModが完了した。
吸音フォーム

吸音フォームをキーボードの底に貼り付けて反響音を吸収する方法だ。
必要なものは以下の通り
- 覚悟
- 吸音フォーム
- 精密ドライバー
- カッター
吸音フォームは3mm厚がオススメ。5mm厚は分厚すぎて基盤に負担がかかる。
ネジの取りはずし/分解
さっきのTape Modと同じ。
キーボード底面に敷き詰める
底面に吸音フォームをいれる。ネジ穴部分はカッターで穴を開けないとネジが入らないから切りながら貼り付けていく。コンデンサ類の押さえつけは良くないから穴を開けておく。

足 り な い
余裕を持ってもう1巻き用意するかもっと幅広タイプを選べばよかった。
とはいえ大体貼り付けたからある程度吸収するだろう。
↓アフィリンク。幅広タイプだから多分足りると思う。
もとに戻す

敷き詰めたらもとに戻す。吸音フォームがギチギチに詰まっているからネジはちょっと締めにくい。
これで晴れて吸音フォームの取り付けに成功した。
打鍵音

打鍵音の比較をする。先ほども書いたが検証するキーボードはK65 RAPIDFIRE、銀軸のキーボードだ。文章はイータイピングの長文を打っている。→リンク
なんもなし
「フォーン」という反響音が混じっている。実際に聞いてみるとより強調して聞こえる。自分は気にならないと思っていたのだが…
特に話すことはないからTape Modの打鍵音を比較する。
Tape Mod
ほんの少しだけ反響音が抑えられている…気がする。TapeModはキーボードを選ぶのかもしれない。少なくとも自分の持ってるK65では効果は少なかった。
Tape Mod+吸音フォーム
TapeModと重ねがけしているだけ合って反響音がかなり減っていると感じた。完全に金属音を取り除けているわけではないが、対策していないものと比べると天地の差がある。
最後に
それなりの効果

作業してすぐは懐疑的だったが、使い続けることで違いを実感できるようになった。「反響音なんて気にしてない」と思っていたが、意外にストレスだったようだ。
今回はそれなりの効果と判断したが、吸音フォームを貼り付けた際に隙間が生じている。その隙間を埋めるとさらなる静音性向上が見込めるかも。
自己責任でどうぞ

この方法は人気かつ簡単だからメーカー保証が切れたキーボードを持っている人であれば静音性が少し向上すると思ってやってみてもいいと思う。個人的にはやってよかったと思っている。
メーカー側は想定していないから自己責任でどうぞ。一応アフィリンクを貼っておく。
↓幅広マスキングテープ
↓吸音フォーム(3mm厚、幅10cm長さ100cm)多分足りると思う。
ここまでご覧いただきありがとうございました。