久しぶりに文具に関連する記事を書く。今回はメモ帳の話だ。
実は今までメモ帳アプリを使ってきたのが、9月末にアナログのメモ帳を使い出すようになってからメモに書いたものを忘れにくくなった。自分でも懐疑的になるがマジ。
もしスマホアプリで管理してるけどすぐ忘れると思ってる人はメモ帳をぜひぜひ試してほしい。
目次
メモ帳使ってる?

突然だが皆さん、アナログのメモ帳を使っているだろうか?
多くの人はスマホアプリのメモ帳を使用していると思う。
スマホなら肌身離さず持ち歩いてるから荷物も増えないし、すぐにメモが取れるし、画像を貼り付けることも可能。
それに対し普通のメモ帳は、スマホと違って肌身離さず持っているわけではない。他にも濡れたらおしまいだったり、ペンを紛失してしまえば書き込むこともできない…と思うだろう。
面白いことにこれらの欠点、全く気にならない。むしろここで挙げていないアナログのメモ帳の利点が強すぎる。
なぜ「デジタルのほうが便利!」と思い込んで使ってこなかったのかと後悔するほどだ。その理由を説明する。
メモ帳のメリット
デジタルより忘れにくい

「ホントかよ」と思われるかもだが、マジで忘れにくい。これは「書く」という動作がキモ。
もしスマホにメモを取る際は文字を”打つ”。一方メモ帳を使うときは”書く”。外出先で文字を打つことは少なくない。「書く」という行動はメモを取る以外に行わない。
この手段の違いが記憶の定着力に貢献していると思う。
実際に「書いた」という記憶が芋づる式に繋がって思い出すという瞬間が度々あった。
電池不要

当然だけどアナログだから電池がない。つまりスマホやスマートウォッチのように充電を気にする必要がない。
見たければいくらでも見れる。
超コンパクト
メモ帳持ち運ぶのが面倒くさく感じるかもしれないが、コンパクトだから邪魔にならないから、ポケットにすっぽり。
メモ帳のデメリット

次にメモ帳のデメリットを書いていく。ここで言うメモ帳は上の画像のようなやつだ。
リングが邪魔

メモ帳の多くは紙を止めるのにリングが使われているが、これクッソ邪魔。ポケットに入れると妙に出っ張るから違和感が半端ない。
厚紙も邪魔

メモ帳は不安定な場所で書く事が多いため、裏に厚紙が入ってる。これも邪魔。
座ったりすると厚紙が突っ張るから違和感がある。
枚数多くて分厚い

このタイプのメモ帳の多くが50枚ほど入ってる。正直に言おう多すぎる。
大きさはコンパクトだが、厚さが地味にあって持ち運びにくい。
ペンを留めれない

上開きする性質上、ペンを紙に留めるとこんな感じになって超出っ張るから、メモ帳とペンは別々に入れないといけない。
取り出す時絶対にペンを落とす。
ボールペンは相性最悪
ペンつながりでもう一つ。メモ帳を取る際に多く用いられるボールペン。これ実はメモ帳と相性が最悪。

メモ帳は不安定な手のひらで書く場面が非常に多い。その際に上/水平向き筆記してしまうことがよくある。上/水平向き筆記はボールペンに空気が入ったり、インクがペン尻に落ちたりするため、インクが出なくなる。(一部除く)
またボールペンの多くは滑らかな書き心地を謳っているが、不安定な場所で書くことの多いメモ帳ではトメ・ハネ・ハライがやりにくくなるため逆効果。
あと左利きはボールペンを押して書くからただでさえ掠れやすい。それに加え不安定な場所で書くとなると…想像もしたくない。
解決案
A7ノート
リング邪魔、厚紙邪魔、ペン挟めない。一体どうすればいいんだ…と思いのそこのあなた。

A7のノートを使えば解決する。ちなみにA7ノートの大きさは74mm×105mm。A4用紙をきれいに8等分したサイズと同じだ。
この大きさであれば
- リング邪魔→リングがない
- ペン挟めない→横綴じだから挟める
- 厚紙も邪魔→厚紙ない
- 枚数多い→30枚と丁度よい
そのためポケットに入れてもかさばらないし、紙がしなるからメモ帳が入ってるという違和感はかなり少なくなる。
サインペンを使うべし
メモ帳に書く際に用いるペンに自分はサインペンをおすすめする。

サインペンには大きく分けて3種類ある。中綿式とバルブ式、コレクター式だ。

その一つの中綿式は、毛細管現象を利用してインクを送り出す仕組みだから重力を使ってない。故に上向きでも水平でも筆記が可能だ。

それだけでない。サインペンはボールペンよりインクが濃いため視認性が良好。また摩擦感もボールペンより強いためトメ・ハネ・ハライがやりやすい。
使ってるやつ・運用方法
犬鳴が使ってるやつと運用方法を紹介する。
A7キャンパスノート(A罫)
さっきの解決案で書いた通りA7のキャンパスノートを愛用している。罫線は7mmのA。
なぐり書きで運用してるから罫線は全く使ってない。(↓アフィ)
上開きで使用

ノートである性質上、厚紙のような硬いものがないため不安定。それを少しでもマシにするため上開きとして使用することで、筆記時の安定感がアップする。

1日1ページ割り当て
これは書く量によるけど、自分は1日1ページに割り当てて使用している。このようにすることで、いつ何を書いたかが振り返りやすい。
日付/曜日を記入

せっかく1日1ページを割り当ててるから日付、曜日も書いている。こうすることでメモを開くだけで日付/曜日を確認可能。丁度2ヶ月で使い切るため、振り返り、管理も行いやすい。
「スマホでもできるだろ」と思われるかもだが、スマホを開いた瞬間、何をするのか忘れてツイッターを開くことくらい分かりきってる。この悪循環を断ち切れるのも魅力の一つ。
書いた日付/曜日をミスると面倒くさいが便利。
サインペンリブ(0.5mm)

uni(三菱鉛筆)のサインペンリブというマイナーなサインペンを使用している。もちろん中綿式。
0.7mmが超お気に入りでデスクの引き出しに置いてる。

0.5mmに興味が湧いて購入してみたところ手帳用に最適だった。理由は
- 0.7mmよりボディが細い
- めちゃくちゃ線細い
- 薄くてしっかりした金属クリップ
この3つ。(↓アフィ|amazonのみ4本セット)
クリップはしおり代わり

クリップの挟み込む力が強いからその日のページに挟み込んで使ってる。一発でメモ内容にありつけるし、クリップのついたキャップを挟んだままで書けるからまず紛失しない。
追記:使い続けると外れやすくなる。微妙。

クリップが薄いのも高ポイント。
その他運用方法
普段はポケットに

メモ帳の利点は、スマホよりメモした内容へのアクセスが良いこと。このアクセスの良さを最大限活かすには常にポケットに入れておく必要がある。外出はもちろん自宅でもだ。
ポケットのない服の場合一番取り出しやすい場所に入れるしかないが、できればポケットが望ましい。あれほどアクセスの良い場所はない。
机があっても使わない
ポケットに入れたいけど、ついつい適当な場所にに置いて失うのは目に見えてるから、メモを取るときは手のひらに置いて書く。机があっても使わない。
こうすることでメモ帳を片時も離さないように対策してる。
それでも机に置いてしまうことはあるが、今のところ外出時に忘れたことはない。
スマートスピーカーも活用

スマートスピーカーを導入している家なら声でお知らせしてもらうことも可能。これ、かなり使ってる。
どうしても手が離せないときも喋るだけでOKと利便性がパない。
スケジュールはgoogleカレンダー

予定も手帳で管理してるの?と思われるかもしれないが、これはデジタルで管理している。
予定の追加、変更が簡単で使いやすい。デジタルの利点である一覧性の良さも素晴らしい。
自分のスケジュール管理はこんな感じ。
- 予定の追加を忘れるため、メモ帳に「予定を追加する」とメモる。
- Googleカレンダーに予定追加。(忘れたらまずいものはメモに書く)
- 日時が近づいたらスマホまたはスマートウォッチの通知。
- 忘れそう、忘れたらまずいものならメモる。
これらを徹底することで、忘れることを阻止している。今のところ予定を入れ忘れたことはない。
最後に
“書く”という行動が強い

スマホでのメモ管理は確かに便利。画像も貼れるし荷物も増えない。
しかしメモ帳には”書く”ことで忘れにくくなるという強さがあった。この利点はかなり強い。
メモを取る=忘れないわけではない
ここで一つ注意してほしいのが、「メモ帳を取ったから忘れない」というわけではないことだ。
例えば、メモを取った”だけ”で普通に忘れたり、そもそもメモを取ってなかったり、メモ帳が手元になかったりなど挙げだしたらキリがない。
忘れにくくはなるが、忘れないわけではない。しかし忘れる頻度が少しでも減るなら、メモを取る意義は十分にある。
200円で試せる

今回紹介したA7ノートは100円(+税)、ペンは100円(+税)。
合計200円(+税)で忘れる悩みとおさらばできる可能性がある。しかもこの安さ。
個人的には試す価値が十分にあると思う。というか忘れっぽい人全員にやってほしいレベル。
試すときは肌身離さず持ち歩いてメモを取ってほしい。
うっかりに注意

肌身離さず持ち歩く性質上、洗濯機に回す可能性がめちゃくちゃ高い。一ヶ月経たずして洗濯機に入れてしまうことが2回、未遂は数え切れないくらいあった。これ最悪洗濯機壊れるから非常に危険だ。
衣服を洗濯機に入れる前に今一度確認してほしい。
最後に使ってるA7ノートとサインペンリブ(0.5mm)のアフィリンクを貼り付けておく。
↓A7ノート
↓サインペンリブ(amazonのみ4本セット)
ここまでご覧いただきありがとうございました。