今回はWearOSの話だ。「なにそれ」となる人が大多数…いや最近は知名度も上がってるだろう。あのGoogleが作るスマートウォッチのOSだ。
OSが入ったスマートウォッチを使いやすくする設定と文字盤を紹介する。いちいちスマートウォッチと呼称するのは面倒くさいから、語弊が生まれにくい場合に限り「時計」と記す。
目次
注意:WearOSは発展途上

もし今、WearOSを買おうか悩んでいる人がいるなら絶対にやめておいたほうがいい。電池は全く持たないし、動作はもっさり。まだまだ発展途上だ。
発展途上ということはこれから数年したらもっと化ける。それまで虎視眈々と待ったほうが吉だ。
すでに買ってしまった人や欲しくて買った人はこの続きを見て欲しい。
アプリのやる気なし

みんな使ってないスマートウォッチ用のアプリを企業は作るだろうか、いやない(反語)。そのためアプリはマジで少ない。
自分の場合、もともと入ってるGoogleアプリ以外に入れたのはSpotifyだけ。他に使えるアプリはないといって良い。電卓アプリは小さすぎ、スピードメーター系アプリは電池が死ぬ。
…つまり、まだまだ。
そのため今回は”設定”と”文字盤”にフォーカスする。
おすすめ設定
早速紹介する。ちなみに使用しているデバイスはSkagen Falster Gen6だ。WearOSは3.5。レビュー記事は下からどうぞ。
メディアの音量をオフに

WearOSはAndroidベース。もちろん音量設定がある。もしGoogleアシスタントが誤作動して「ご要件は何でしょう?」と話されたら冷や汗が止まらない。
そもそも画面で情報参照すれば音声は必要ない。そのため音量は切っておくことをおすすめする。
設定方法は
「設定(時計側)→音声→メディアの音量」
タイマー/アラームの音を消せないのはホントムカつく。振動だけでいいのに音もなるため電車の寝過ごし対策に使えない。早急に改善を求めたい。
GoogleFitにデータを集中

せっかくスマートウォッチを買ったのなら健康管理したいと思うだろう。多くの人はメーカー独自の健康管理アプリに任せるかも知れないが、そこに待ったをかけたい。
もしその健康管理アプリを使用すると、健康意識に芽生えた際にデータが分散する。これは避けたい。
そんなときに素晴らしいのがGoogle Fit。これのスマートウォッチ用アプリを使い、データを取る。そうすることでGoogle Fitに直接データが入る。
「別にメーカーの健康管理アプリからGoogle Fitに入れればいいんじゃね」と思われるかも知れない。確かにGoogle Fitに同期できる機能を持ったアプリもあるが、いまいち安定性に欠ける事が多い。
そのため、スマートウォッチなどの直接Google Fitに同期できるならそうしたほうが断然使い勝手が良い。
デメリットは睡眠記録。これだけは独自アプリでないと解決できないというカス仕様。Fit版睡眠記録アプリもどうか作ってほしい。
事前準備
スマホ側:予めFitアプリを入れ、画面の指示に従い設定しておく。
時計側:Fitアプリが入ってない場合は入れる。入っている場合は起動、指示に従って設定。
設定方法
Fitの心拍数(時計側)→一番下の設定→心拍数(バッググラウンド)→ONにする
Googleマップの”ミラーリング”をオン

スマートウォッチを使用したくなるランキング(個人的)1位のGoogleマップ。
折角ならスマートウォッチで案内して欲しい。けどいちいちスマートウォッチのアプリを起動するのはめんどくさい。
そんなお悩みからオサラバできるのがミラーリング設定。これを設定することでスマホで案内をオンにしたら時計も同期する。
設定方法
Googleマップ(時計版)→下の方にある設定→ミラーリング
→ミラーリングしたい移動手段を選ぶ
逆にスマートウォッチ側で案内開始したらスマホも同期するという設定もある。それも忘れずに行ったほうが良い。
設定方法
Googleマップ(時計版)→下の方にある設定→ミラーリング
→スマートウォッチでナビを使用する場合→スマートフォンのミラーリングをオン
Googleアシスタントをオンに

折角ならGoogleアシスタントをオンにしたい。
周りに誰もいないことが条件になるが、出先でも声で操作ができるのはやっぱり楽。
これの設定方法はメーカーのアプリが必要。各メーカーバラバラだから調べて欲しい。
画面ロックを消す

よく考えると時計って身につけたら出先で外さない。そのため、できれば画面ロックはかけないほうが良い。
画面ロックを掛けていると、時計を見たいときに限ってロック画面を見ないといけなくなる。時計をつけたときにロック解除も行えばいいものの、面倒くさくてやらない。
但し、SuicaなどのGooglePayを使用する場合、画面ロックは必須となる。
決済という利便性を取るか、時計としての利便性を取るか。
画面ロックによる利便性悪化が凄まじいことを伝えておく。
設定方法
設定→セキュリティ→画面のロック→使用しない
常時表示をオン/傾けてオンをオフに
これは自分の好みになるのだが、もし常時表示が可能ならオンにして欲しい。
手首を振るという動作は結構めんどくさい。ちらっと見たいときだってある。そんな時も常時表示なら可能。
電池持ちは傾けてオンをオフにすれば特に問題ない。どちらも時計の明るさが高いと電池が減る。常時表示で電池持ちが悪いという人は、明るさを疑ってほしい。
デメリットはGoogleアシスタントにお願いしたいときは一度画面をタッチ(要設定)または、竜頭を押す必要がある。これはちょっと面倒くさい。
これは個人の使い方に左右されやすい。自分の使いやすい方を模索して欲しい。
設定方法
常時表示
設定→画面→常に画面をON
傾けてオン
設定→ジェスチャー→傾けて画面をON
画面タッチで復帰
設定→ジェスチャー→タップで復帰
竜頭押し込み時の設定をする

多くのスマートウォッチには竜頭やボタンが側面についている。実はそれを使ってアプリを起動することが可能。
おすすめはGoogleマップやメディアコントロールなど。好きに設定して欲しい。
設定方法
設定→ボタン→各場所/押し方別の設定
文字盤はとてつもない種類ある
アプリはやる気がないのかまったくない。一方で文字盤はかなり多い。理由は少額を巻き上げれるから。
色々気になって買ってしまい、沼に入る。高くても200円くらいだから「まあええやろ」となってしまうのが恐ろしい。
そのため今回は文字盤を超厳選し、1種類紹介する。
Classic 2

最初に今愛用している文字盤を紹介する。

この文字盤、カスタマイズ性がたまんない。色はもちろんインデックスの見た目、長針のデザインなどを変えることができる。

これ、当然だろと思われるかもだが、案外この数字部分を表示することが出来ない文字盤がそれなりにある。この文字盤は数字を表示させることができるから時間が直感的に分かる。

あとウィジェットを配置できる量もえげつない。
上の時計盤を見てもらえれば分かるが、大きいものを4つ、小さいものを4つ追加することができる。こんなスタイリッシュなのに、ここまで文字盤に機能を盛れる。

一つ気になるとすれば、針にウィジェットがかかったらウィジェットの認識が難しくなるくらいだ。針が少し透過してくれたら嬉しい。
最後に
WearOSはまだ発展途上
何回書くねんと突っ込まれそうだが何回も書く。WearOSは発展途上だ。そのためできることは数少ない。
というかすべてスマホでできる。もの好き以外は必要ない。
アプリほぼない
WearOSといえば、アプリを追加できるメリットがあるがそのアプリ自体少ない。
そんなアプリ以上に大切なのが”設定”。今まで紹介した設定をするだけでWearOSの使い勝手はきっと上がるだろう。
文字盤は沼

アプリは少ないくせに文字盤はかなりある。そのため沼に入りやすい。
沼ると蝕まれていくから、もし丸型のスマートウォッチを持っている人はひとまずClassic2を使ってみるのが良いと思う。
最後にClassic2のリンクを貼っておく。
ここまでご覧いただきありがとうございました。