よくUSBポートが不安定になるので、原因は電力にあるのではと睨み、セルフパワーのUSBハブを購入した。今回はこのUSBハブについてレビューする。
USBハブの種類
USBポートには2つの種類がある。それは、そのまま挿して使えるバスパワータイプと、別途コンセントを使用するセルフパワーだ。
引用:amazon.co.jp
そのまま挿せるバスパワータイプは手軽でコンパクト、価格も安価だが、電力が足りなくなりがちだ。
引用:amazon.co.jp
そんなときにセルフパワーUSBハブが役に立つ。コンセントが必要と手軽さに欠けるが外部から電力を供給できるので電力が安定する。
今回はセルフパワーのUSBハブをamazonアウトレットで1600円ほどで購入した。なんとなくamazonアウトレットを漁っていたら見つけて即注文した。後で調べると新品は2500円ほどだった。
amazonに返品されたものやうっかり落とされたものなどのほぼ新品同然の商品が安く手に入れることができる仕組みだ。
もし、amazonアウトレットで買って壊れていたりしても30日以内であれば返品が可能なのも頼もしい。
スペック
スペックは以下の通り。7ポート搭載USBハブとしては普遍的なスペックだ。
サイズ | 16.5 x 6.5 x 1.8 cm |
重量 | 80g |
端子 | Type-A端子 |
USBバージョン | USB3.0 |
ポート数 | 7つ |
コード長 | 1m |
電源方式 | バスパワー/セルフパワー(max5V3A) |
外観
次に外観を紹介する。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_020426979-516x1024.webp)
↑パッケージ正面。amazonアウトレットのシールが貼られている。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_020433197-557x1024.webp)
↑パッケージ裏面。スペックなどが書かれている。「日本語」は存在しない。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_020519456-1024x771.webp)
↑内容物は以下の通り。給電アダプタは入っていない。その分だけ安くなっている。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_020621551-1-1024x417.webp)
↑製品前面。プラスチックのボディかつ謎の模様が入っていて安っぽい。左側にロゴが入っている。ロゴのフォントが怪しい中華製品感を醸しだしている。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_020641486.MP_-1024x316.webp)
↑裏面はこの通り。裏面とデザイン同じにした方が無難で良い気がする。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_020659751.MP_-1-1024x855.webp)
↑給電用のType-Cポート搭載。max5V3Aの15W入力が可能らしい。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_020717608-889x1024.webp)
↑ケーブルは1mらしいが実測96cmだった。それでも十分長い。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_024054321-1-1024x385.webp)
↑PCに接続すると青く光る。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_024145487.MP_-1024x749.webp)
↑電源に接続しただけでも青く光る。PCには接続していない。
検証
激安のUSBハブには性能偽装がある場合があるので今回は簡易的に調べてみることにした。
ピン数の確認とPC側の認識の2つを検証する。
ピン数の確認
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_024233239.MP_-1024x671.webp)
確認した結果、すべてのポートでピンの確認ができた。画像を7つ貼るとスクロール回数が増えるので1枚だけ貼る。
ちなみにUSB3.0のType-Aポートの場合は、手前に平べったい5つの接点がある。
認識の確認
2つ調べた。一つはUSB3.0のメモリを一つ挿した際の認識。もう一つがすべてのポートに接続した際の挙動だ。
ちなみに5V2Aの電源を接続している。
USB3.0メモリの認識
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/f7f968ad642658415c25d75ee0cf7e71.png)
メモリに関しては7ポート1つづつ確認したが、どれもこのように正しく反応した。なので7ポートすべてUSB3.0であることが分かる。
同時接続の確認
少々地獄になりながら検証。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20240125_023627392-1024x771.webp)
すべてのポートに接続した。接続デバイスは以下の通り
- USB3.0メモリ
- USB3.0ハブ
- ペンタブ
- USB2.0メモリ
- 左手デバイス
- スマホ
- オーディオIF
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/01/f24661200f4e893f8f35a23f1881eb0c-2.png)
すべて正しく接続された。数字と上の各デバイスが対応している。
使ってみた感想
安かったから心配だったが7ポートすべてUSB3.0かつセルフパワーの端子も電力供給が行われていた。つまり普通に使えた。→追記参照(注意点有)
前まではスマホを繋ぐと接続したり解除したりが続いて不安定だったが、交換してからは安定して接続できるようになった。
電源アダプタはないが汎用の5VのUSB電源が使えるので、アダプタが壊れてもセルフパワーで使うことができる。
もちろんデメリットもある。
初めてポートに接続しようとした時、差し込みが硬かった。抜き差しをしていくうちに硬さが和らいだ。やはり有名メーカーの安心感がないという不安が残る。
あとプラスチック筐体で剛性に難がありそうなのもデメリットかもしれない。持ち運びには向いていないだろう。
あとはどれだけ長持ちするかの問題だ。
追記
最近データをUSBメモリに入れることにした。そのため上の図のようにメモリを挿したのだが、何故かUSBメモリが認識していない自体が多発した。
USBメモリをHDDのように扱う機会がなかったから「そんなもんだろう」と割り切っていたのだが、やっぱりおかしい気がして調査した結果、ノートPCにType-C接続した時、USBメモリがうまく認識していないことが発覚した。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/02/8182e94fa14443e569e39ea5d71d67fe-2-edited-1.webp)
上の図のようにノートPCに端子を接続しても何故かUSBメモリは認識しない。
一方GiGimundoハブには(描いていないが)他のUSB機器をいくつも付けているが問題なく動作する。
![](https://andanten.com/wp-content/uploads/2024/02/f9a2fd8bbd458ad98fe316c5e91799f1-3-edited.webp)
調査をするうちにGiGimundoハブ以外ではUSBメモリが反応することがわかった。原因は不明。このようにノートPCを拡張する時に記憶媒体を使用する際は注意してほしい。
最後に楽天のアフィリンクを貼っておく。(amazonはアフィリンクではありません)
最後までご覧いただきありがとうございました。