だいたい3年前にmacを購入、ちょっとの間Windowsとの両刀遣いをしていたが、すぐに売却してメイン機として大体3年ガッツリ使った。
今回はWindowsユーザーの自分がmacに乗り移って3年で感じたMacbookの良い点と悪い点をまとめていこうと思う。
犬鳴はwin歴2年Mac歴4年
Macbookについてあれこれ語る前に自分のPC経歴を述べておく。
最初のPCは15.6型のWindowsノートで中3の頃に家へ来た。タイピングゲームしてみたり、フリーソフトを突っ込んでみたりUbuntuを入れてみたりと非常に楽しんだ。
この経験があったからPCアレルギーがないとも言える。
せっかくのWindowsだがゲームはしていない。
M1 Macbook 13インチを所有

今のメインPCはM1 Macbook Pro 13インチだ。
今は亡きTouchBarが搭載されており、バッテリー容量もAirより若干良いことを理由にApple認定整備済品にて13万ほどで購入した。
スペックはメモリ8GB/ストレージ256GBのいわゆるベースモデルだ。
macOSのおさらい
そもそもmacOSって何だよという人も少ないかもしれないが、ちょっと解説しておきたい。
macOSはAppleの開発するWindowsの永遠のライバルのようなOSであるが、実は、マウスでポチポチするGUIを作ったのはmacが先。MicroSoftは後追いだったりする。
macOSはAppleの2代目

実はmacOSはずっと続いていたわけではない。「マック」という名前と操作感は踏襲しつつ進化し続けてきた。
最初は”(Classic) MacOS”というOSで、IBM等のCPU(PowerPC)を採用していた。
そんなMacOSも10世代を迎えるということで新システムに改修したのが、Mac OS Xこと現在のmacOSだ。
このOSは今までのMacOSとは違うNeXT社の仕組みが使われているため、安定性が劇的に向上した。
また初期はPowerPC用OSとしてリリースされていたが、後にIntelCPUでも動くように作られていたことが移行時に発覚、M1チップの発表よりそのままぬるっとArmへの移行を果たした。
ちなみにNeXT社はAppleから解雇されたスティーブジョブス氏が立ち上げた会社である。
Macbookの良いところ
前置きを済ませたところで、自分が3年使って実感したMacbookの良いところについて紹介する。
最高のハードウェア

控えめに言ってMacbookはめちゃくちゃ完成度の高いハードウェアを採用している。コレばかりは褒めちぎらせてほしい。
MacbookはあのAppleが何十年にもわたって作ってきたPCの集大成なだけあって玉石混交のWindowsノートを凌駕する完成度をしている。
Windowsノートの場合、高価格機でも音質が悪かったり指紋センサーが反応しづらかったりと言った品質のばらつきがあるが、Macでそんなことはない。ハードの完成度は折り紙付きと言って良い。
具体的には下記の通り。
- 高級感ある金属筐体
- 画面クソきれい
- 内蔵スピーカー良い
- 無難な配列のキーボード
- 反応の良い指紋センサー
- ガラス製の滑らかなタッチパッド
- クソほど持つバッテリー
特にバッテリーがヤバい

画面つけっぱなしで放置してると数%づつ減っていくWindowsの常識がまるでない。
ブラウザ作業であれば一日(6-8時間)つかってもバッテリーが60%残るし、充電器を持っていくとしても、M1であれば30Wのスマホ用充電器で事足りる。
現行チップ(無印、Pro系)でも65Wあればフルパワー駆動できるワッパ(電力効率)は唯一無二だ。
主要ドライバが自前

Windowsの場合、周辺機器のドライバは各メーカーサイトやWindows Updateで入手するがmacはほぼ自前。
プリンタードライバーのAirPrint、オーディオドライバのCoreAudio、ディスプレイドライバというように、Appleが全部作ってメーカーはそれに追従しなさいというスタンスを取っている。
そのお蔭でmacOSにさえ対応していれば問題はほぼ起きない。接続すれば印刷物は正しくプリントされるし、Core Audioは3年間で一回も音切れしていない(マジ)。
それくらい内製ドライバの安定性は随一。
Macbookの悪いところ

次にmacbookの悪いところを述べていく。
セキュリティが強すぎる
Windowsから移行して初期は、インストールしたソフトが上手く動作しないことが多かった。その原因は過度なセキュリティ。
macOSの用意している作法通りに色々作業するならともかく、ペンタブドライバーを入れるといったカスタマイズをしようとすると牙を向く。

なぜならWinのようなユーザーアカウント制御による大雑把な権限管理ではなく、アクセシビリティ、入力監視、画面収録、Bluetoothといった権限ごとに枝分かれしているからだ。
そのため、ドライバをインストールしたのに動かねぇ…なんてことは日常茶飯事。セキュリティが高いことは素晴らしいが、ちょっと犠牲にするものが多すぎる。
細かいところが使いづらい

AndroidとiPhoneで出来ることはさほど変わらないが、Windowsでは当然のことがmacは普通にある。
例えばファイルの互換性。
大学でも会社でも基本的にWinodwsが使われるこの世界でmacは異端児。そんな端末で作ったこの資料がWindowsPCでも正しく表示されるとは限らない不安が付きまとう。
幸いAdobeがpdfを発明したため、よほどのことがない限りレイアウト崩れは起きないが、WordやExcelファイルを指定された瞬間互換性の不安が再発する。
もし、大学等の組織に所属してファイルを提出する必要があるなら、推奨するOSを選ぶほうが絶対によい。
あと、ウィンドウ操作の赤ポチがちっちゃすぎる。普段は何とも思ってないが、ふとWindows機を触るたびに、「クリック範囲大きいのいいな」と思ってしまう。
メモリ盛らないとしんどい

macはWindowsとは異なりメモリをOSが管理し、なるべくいっぱい使う傾向がある。たとえばウィンドウの赤ポチを押してもアプリが終了しないのはスマホのように裏で立ち上げてアプリ起動を爆速化する狙いがあるんだとか。
そのためメモリ8GBではしんどい。最近のAir/Pro系はメモリ16GBで余裕あるがNeoのベースモデル8GBはライトユーザーであっても鬼門。
使えないことはないが好ましくないというのが実情。
macはやっぱりクリエイターに選ばれる

ハードウェアが最高だのOSが使いづらいだのMacbookの良し悪しを語ってきたが、クリエイター人気はMacbookが圧倒的。
あのYoutuberも、あのデザイナーも、あのボカロPもみんなMacを使っている。
なぜmacが選ばれるのか?それは
- 性能と電力効率のバランス:Appleシリコン
- 最高のセキュリティ
- 最高のディスプレイ
- 最高のスピーカー
- 最高のキーボード/タッチパッド
- 最高のバッテリー持ち
これらすべてを保証するのはMacbookだけだから。OSの不自由さもあるがそんなの気にしない。それ以上に使っていてハズレがないのは仕事道具として卓越している。
ラインナップが単純明快

あと、macはラインナップがわかりやすいのも挙げられる。
ノートPCなら
- 軽作業向け→Neo
- 一般ユーザー→Air
- プロ用→Pro

SoC(CPU)も
- 軽作業:Aチップ(Neo)
- 低負荷クリエイター:Mチップ無印
- クリエイター:MチップPro
- 高タスククリエイター:MチップMax
と完全に棲み分けされてる。
これがWindowsの場合、
- スペックを洗い出す(画面サイズ、CPU、メモリ、ストレージ、生体認証、重量etc…)
- メーカーを決める
- スペックに沿った構成を調査
- 購入先を決める(公式、Amazon、楽天、量販店etc…)
コレでやっと購入できる。
我らガジェオタであれば、一番自分に合っているPCを見つける作業は超楽しいが、”作業”がしたい彼らにとっては苦行でしかない。
Macであれば
- 画面サイズ
- SoC決める
- メモリとストレージ
- その他諸々(AppleCare+、付属ソフト)
- Amazonまたは楽天、量販店、公式で購入
コレで終わり。楽すぎる。そりゃ高くてもMac選ぶわなって感じ。彼らは調べる時間を金で解決して成果物を作る。
閑話:CADとゲームは別

macでよく言われることがCADとゲーム。
これは正しい。CADメーカーもゲームメーカーもmacに対応するそぶりが全く見えない。
CADは会社にて大人数で開発することが多いため、性能のわりに安いWindowsデスクトップが大多数を占める。当然少ないユーザーのmacには対応しない。プロ向けソフトを開発するAutoDesk社のAuto CADにはmac版があるためまったく選択肢がないわけではない。
ゲームは業界標準の技術であるDirextXという技術がWindows専用だから。Appleも近年のゲームブームで対応しようとしているが未だ溝は深い。
ゲーム開発もCADと同じく多数による共同開発が主であるほか、Win機での動作確認が必要であるためWindowsが重宝される。
ゆえにCADとゲームはWindowsを選べといわれる。
ベースモデルは余力がない

かれこれ3年このmacbookを使ってきたが、Premiere Proの軽いカット編集なら余裕だが、Lightroom ClassicによるRAW現像や複数のAdobeソフトを立ち上げるとなると話は変わる。
やはりメモリ8GBでは足りない。ストレージは外部SSDで拡張できるが、メモリは基盤直付けのため無理。

幸いにも最近のAir/Pro系列はベースモデルが16GBであるため、何か作ってみたいとなった時にも耐えられるが、Neoの場合ベースが8GB。
ブラウザベースの作業には十分耐えられるが、ちょっとクリエイティブなことがことがしたくなった時に困る。
パソコン少なくとも今後5年は使うものだからMacを買うなら頑張ってAirを選んでもらいたい。
と、いうことで自分もPCを買い替えた。

後日レビューする。

