パソコンを持っている人なら100%持っているキーボード。安いキーボードから目玉が飛び出るほど高いキーボードまで沢山発売されている。
主な違いはキーの構造。これの違いによって価格が上下する。今回はこのキーボードのスイッチ構造を徹底解説していく。解説するものは以下の通り。

また、便宜上メカニカルのみ普通のやつ(ノーマルプロファイル)とロープロファイル(高さの低いタイプ)は分けて紹介する。
今回の記事はかなり長いから、目次を使って適宜飛ばしてほしい。
メンブレン
キーボード中で一番の普及率を誇る方式。特徴は下記の通り。
- 安価
- 仕組みが単純
- キーがぐらつく
→ちょいうるさい
- 打鍵感が劣るものが多い
- ストローク*が深い
→指が疲れることも
*キーを押し込む深さ
ちなみに自分はバッファローの安いフルサイズキーボードを所持している。
仕組み

スイッチシート上にラバーカップが乗っているのが通常状態。このラバーカップが押下されることでスイッチシートが導通し反応する。


部品点数も少なく仕組みも単純であるため、安価。有線キーボードなら1000円を切るものもあるし、無線キーボードだとしても2000~3000円で十分な品質のものを購入できる。
小話
あとメンブレンキーボードは静音とよく言われるがそれは静音なヤツだけ。普通のメンブレンキーボードはボコボコボコとゴムを押している音がするし、安価故キーがかっちり固定されていない。
そのため、キーを触るたびにカチャカチャ音がなる。
逆に、昔のキーボードは品質重視なものも多く”名機”と呼ばれるものもあるらしい。
有名製品 Logicool K295
↑アフィ
amazonにてキーボード売上1位を誇るキーボード。店頭で何度も試し打ちを行っているが、たしかに静音。フルサイズ故コンパクトでない点、USBドングル接続な点は注意。
パンタグラフ
ノートPCのキーボードに採用されがちな方式。理由は特徴を見れば明らか。
- 超静音
- 持ち運びに優れている
- ストロークが浅い
- 安価なものら高価なものまである
- 打鍵感はピンキリ
- 部品点数が多く壊れやすい
- メンブレンキーボード比でやや高め
自分が所持するキーボード?はMac内蔵MagicKeyboardだ。
仕組み

パンタグラフ方式はメンブレン方式とほぼ同じで、スイッチシートの上にラバードームが乗っているのだが、それに加えキートップにX字(パンタグラフ)状の支えが付いている。
この支えがあることで、浅いストロークでも安定したタイプを実現している。
この方式のメリットとして静音というものがある。これはメンブレンキーボードと比較すると分かりやすい。

メンブレンキーボードの場合、キーは固定されてないからカチャカチャ音がなる。この音が特に邪魔。一方パンタグラフキーボードはキーが固定されているため、基本的にカチャカチャ鳴らない。
このキーの固定の差による静音性と設計に余裕が生まれる薄さがノートPCに採用される所以だ。
小話

…あそうそうパンタグラフというのはひし形の支え構造のこと。電車の天井についてるアレがわかりやすい。
有名製品 Logicool K380s
↑アフィ
ロジクール好きすぎだろと言われるかもしれないが、やっぱり大手メーカーの安心感は段違い。
このキーボードは人気キーボードK380の後継機種でキーボード本体がfnロックに対応した。丸いキートップは賛否が分かれるけど、慣れたという声を多数聞いている。
メカニカル
キーボード沼の入口であり沼であるメカニカル方式の解説を行う。
- 打鍵感が良い
- 耐久性が高い
- 反応速度が速い
- 様々な打鍵感のキースイッチ(軸)がある。
- 入力の正確性*が高い
- ストロークは深め
*正しい順序で入力される機能(アンチゴースト)等が充実
- 高価なものが多い
- 普通にうるさい物が多い
- 金属音(フォーンみたいな音)が鳴るものもある
- 基本的に重い
- キースイッチが交換できるのは一部機種のみ。
- 磁気式/光学式スイッチと互換性はない
- チャタリング*が発生する可能性がある
- リストレストは必須
*キーを1回押したのに、複数回認識してしまう現象。
ちなみに自分が持っているキーボードはコルセアのK65 RAPIDFIREだ。
仕組み
メカニカルキーボードの仕組みはさっき紹介したメンブレンやパンタグラフキーボードとはぜんぜん違う。

メカニカルキーボードは基盤を使用していて、その基盤にキースイッチと呼ばれるダイスほどの大きさのものが取り付けられている。
そのスイッチが押下されることで中の接点が導通し反応する…というのがメカニカルキーボードの仕組みだ。
小話
メカニカルキーボードのキースイッチというものが沼で様々押し心地のものがある。大きく分けると3種類になる。
- 滑らかな押し心地のリニア(例:赤軸、黒軸、銀軸)
- 少し引っかかりを感じるタクタイル(例:茶軸、クリア軸)
- カチカチ音が
うるさい爽快なクリッキー(例:青軸)
※例はCherryMX基準
メーカーによって打鍵音や打鍵感がまるで違うから、自分の好みのスイッチを探索する旅…いや沼に沈む人が多数いる。
また、メカニカルキーボードの仕組み上フォーンという金属音がなる場合がある。
気になる人にはかなり気になるから気をつけてほしい。
チャタリングについてはロープロファイルの章でざっくり解説する。

リニア軸、タクタイル軸は静音性に優れていると言われることもあるが普通にうるさいのが実情。下の音声(銀軸のゲーミングキーボード)を聞いてもらえれば納得するだろう。
メカニカル方式はキースイッチの沼が非常に深い点とカスタマイズ性が高い要素を持つため、自作キーボードの99%はこの方式を採用している。
有名製品 Logicool K855
↑アフィ
やっぱロジクールよ。ちなみに自分、ロジクールから賄賂もらってない。人気で安牌な製品を見てみると全部ロジクールだっただけ。
まあ有名な製品。USBドングル/Bluetooth対応の赤軸キーボードとして破格の13,000円。有名なメーカーのスイッチではないが下手なメーカーではないから無問題。
デメリットは金属音が鳴るらしい。家電量販店の騒音の中で聞くことはできなかったが、レビュー記事を読み漁った限りかなり多そうだから気をつけてほしい。
(↓アフィ)
メカニカル(ロープロファイル)
メカニカルキーボードのロープロファイル版。ロープロファイルについておさらいするとキーの高さが抑えられたスイッチのことだ。
- 耐久性が高い
- 打鍵感は結構良い
- 静かなものが多数
- ストロークが浅い
→入力速度が相対的に早くなる - 持ち運びに適したものもある
- リストレストなくても使える
- 入力の正確性が高い
- 普通のメカニカルキーボードより高価
- キースイッチの種類は少なめ
- 金属音が鳴るものもある
- チャタリングが発生する可能性がある
- 持ち運びできるものでもちょい重い
(少なくとも500g~)
この方式のキーボードは持っていないが、G913TKL,G515,Lofee Flowなどを店頭にて試し打ちしたことがある。
仕組み

仕組みはメカニカルキーボードと同じ。ただ高さを抑えただけ…なのだがそれが効いている部分がある。静音性だ。
ストロークが浅いからか打鍵音が比較的静かになっている。クリッキータイプのようにわざと音を出すタイプはどうしようもないが、リニアタイプやタクタイルタイプは静かな方だ。
小話
個人的には普通のロープロファイルゲーミングキーボードであるG913TKLのペチペチした打鍵感が非常に好みだったりするから、一概に打鍵感が劣るというわけではない。
しかし普通のメカニカルキーボードのバネに押し返される感覚は確かに素晴らしく、好みはこっちという人が多いのもよく分かる。
だからロープロファイルキーボードのほうが打鍵感が劣るというのはちょっと違う。ロープロファイルキーボードでも打鍵感は良く好みの差が激しいのでは?と感じた。
後回しにしていたチャタリングについて軽く解説する。
チャタリングというのは、金属接点が複数回ぶつかることで一回入力したのに複数回に反応してしまう現象だ。これは接点のあるキーボードの宿命。
メンブレン、パンタグラフキーボードでも発生するが、メカニカルキーボードの発生数がかなり多いため、取り上げている。
有名製品 G515 TKL
↑アフィ
G913TKLじゃないんかーいと突っ込まれそうだが、この製品はG913TKLの廉価版モデルである。G913TKLの充電端子はカセキのMicro-USBだったが、G515はType-C端子を採用。剥げやすいと評判だったキーキャップも進化し余程のことが無い限り剥げなくなった。
お値段はロープロファイルキーボードとしては安価めな2万。デメリットは全体がプラスチックであるため高級感に欠ける点と、電池持ちが怪しい点だ。
どうやらG913の後継機種G915 Xが出ているようだった。詳しくは各自調べてほしいけど、相変わらず高い(3万超え)ことには気をつけてほしい。
打鍵感に定評のあるLofee FlowはJIS配列がないため除外。変換無変換がないUS配列に耐えることは不可能。US配列でも使える人はアリだけどお高いから注意。
磁気式(&ロープロファイル)
やっと次の方式に移れる。最近のゲーミングキーボードで話題な磁気式スイッチだ。
ロープロファイルのみ当てはまるメリットは(括弧内)で注釈をつけている
- 無接点方式
- 打鍵感が良い
- チャタリングが発生しない
- アクチュエーションポイント*¹を弄れる
→反応速度を鬼早くすることも可能 - 耐久性がバカ高い
- ストロークは深め(ロープロは浅め)
- 入力の信頼性がかなり高い
- ラピッドトリガー*²に対応
*¹キーが反応する深さ
*²キーが上に向かう瞬間から入力がキャンセルされる機能。
↓分かりやすかったRazerのページ
https://www.razer.com/jp-jp/technology/rapid-trigger-mode(Newタブ)
- 高価なものが多い(ロープロはより高価)
- ほとんどの製品が有線接続
- キーボードの種類は少なめ
- キースイッチの種類も少なめ
- メカニカル/光学式スイッチの互換性なし
- リストレスト必須(ロープロはなくてOK)
- 温度/湿度の影響を受ける
*キー可動部にスプレー状の潤滑剤を塗ること
この方式のキーボードは所持していないが、Apex ProとZENAIMを試し打ちしたことがある。
仕組み

磁気式スイッチはかなり面白い仕組みをしている。メカニカルキーボードと同じく基盤とキースイッチを用いる。
基盤にはホールセンサー*、キースイッチに磁石が入っているのがポイントだ。この磁石はキーの押下で上下するのだがこれを基板上のホールセンサーで読み取ることで、どれくらいキーが押されたのかアナログで識別する。
磁石の強弱を判別する仕組みを利用することで、アクチュエーションポイントの変更やラピッドトリガーの設定が可能となる。そのため最近のゲーミングキーボードで話題になっている。
小話
広義的にメカニカルキーボードに分類されがちな磁気式スイッチだからキースイッチの互換性はあるのかなと思ったら大間違いだ。

上の仕組みを見れば明らかだがメカニカルキーボードは電気的接点の導通で反応しているのに対し、磁気式スイッチは磁力の強弱に反応している。そのためスイッチの中に入っている部品がまるで違う。
だからメカニカルスイッチ磁気スイッチに互換性はない。
そもそも磁気式キーボードの仕組みなんて知ること無かったけど、意外と単純で驚いた。
有名機種(2機種)
有名機種1 SteelSeries Apex Pro(2023)
↑アフィ
ゲーミングキーボードの帝王ApexPro。ゲームしていない自分でも聞いたことがあるし、触ったこともある。光学式かな?と思っていたがどうやら磁気式らしい。意外。
ホントはwoothing 60HEを紹介しようかなと思ったけど、買い方が尋常じゃないほど面倒くさいから除外した。
有名機種2 ZENAIM KEYBOARD
↑アフィ
やっぱりここは磁気式ロープロファイルのパイオニアを出したい。お値段なんと4万超え。
それもそのはずこのキーボード、日本の自動車部品メーカーがこだわりにこだわって制作したゲーミングキーボードだからだ。立ち位置的には東プレのREALFORCEみたいな感じ。
そういえばこのキーボードヨドバシの梅田に置かれていたが、存在感が半端ない。お試しコーナーの場所で堂々と輝く美しさは今でも覚えている。
打鍵感はG913を上品にさせた感じだったと記憶している。
高いだけあって良いキーボードだと思うが、やっぱ有線キーボードが4万超えは高すぎる気がしてならない。4万円もあったら音質の良い5インチスピーカー(HS5)だって買える。
このキーボード、初期ロットにて不具合があったから中古で安く手に入れたい人は気をつけてほしい。
オプティカル(光学式)〈&ロープロファイル〉
さて次はオプティカルスイッチの紹介だ。長ったらしいから以後”光学式”と呼称する。
磁気式と同じくロープロファイルの注釈は(括弧内)に書いている。
- 無接点方式
- 打鍵感が良い
- チャタリングが発生しない
- 耐久性が鬼高い
- 反応速度がかなり速い
- 入力の信頼性がかなり高い
- アクチュエーションポイントの変更が可能(一部)
- ラピッドトリガーに対応(一部)
- ストロークは深め(ロープロは浅め)
- (ロープロは静音スイッチが多め)
- 普通のメカニカルキーボードより高価
- キーボードの種類少なめ
- キースイッチの種類も少なめ
- メカニカル/磁気式スイッチの互換性ナシ
- リストレスト必須(ロープロは無くてOK)
- 電池持ちはカス
自分はKeychron K3 v2(オプティカル赤軸)を所持している。他にもHuntsman V3 ProやDeathstallker V2 Proの試し打ちをしたことがある。
仕組み

光学式はその名の通り光を用いてスイッチのオンオフを判別する。メカニカルや磁気式と同じく基盤とスイッチを用いるのは変わらない。ポイントは光だ。
光学式のキースイッチの内部は常に発光しているのだが、これがキースイッチにが押されることで遮断される。この遮断を感知し反応するのが光学式だ。
この世で一番早い光を使用しているため、反応速度はかなり速い。また無接点であるためキーの耐久性も非常に高い。
小話

この光学式スイッチ一番のデメリットが電池持ちだ。
磁気式は置いておくとして、メカニカル式は電気の導通によってオンオフしている。一方、この光学式は常に光を出し続けているため、消費電力が尋常じゃない。
その分、こまめな電源オフがかなり効いてくる。
実際自分が愛用しているKeychron K3 V2も、バックライトオフ/スリープ(省電力モード)有効/電源つけっぱでたった2日だったのが、こまめな電源オフを行うことで大幅な改善が見られた(計測中)。
光学式キーボード使ってる人はこまめな電源オフを徹底してほしい。

当然だけど光学式キーボードもメカニカル/磁気式キースイッチは使用できない。部品が違うから当然。
有名製品(2機種)
有名機種1 Huntsman V3 Pro TKL
↑アフィ
光学式のキースイッチが搭載されたキーボードといえばRazer…と言っても過言ではないくらい有名だ。
光学式スイッチ搭載にしては珍しくアクチュエーションポイントの変更やラピッドトリガーに対応している。有線キーボードだから電池持ちの心配もないし、打鍵感も良かった。
デメリットは価格で驚きの3万。高い。
有名製品2 DeathStalker V2 Pro TKL
↑アフィ
またまたRazerのゲーミングキーボード。というかロープロファイルで光学式のキーボードなんてコレかKeychron K3しか無い。
なぜこのキーボードを選んだのか。それは配列に癖がないからだ。Keychron K3はキー配列のクセが強すぎる。
デメリットは電池持ちの悪さ。そりゃ100個近いスイッチ一つ一つの内部を光らせ続けているのだから当然。使わないときは電源オフを徹底すると結構電池持つと思う。
静電容量無接点方式
やっと最後の方式に移ることができた。かの有名なREALFORCEやHHKB(一部除く)が採用している方式だ。
- 無接点方式
- 打鍵感が良い
- 耐久性が鬼高い
- 入力の信頼性も鬼高い
- チャタリングが起こらない
- アクチュエーションポイントの変更が可能(一部除く)
- ラピッドトリガーに対応(一部)
- ストロークは深め
- 静音モデルもある
- びっくりするほど高価
- キーボードの選択肢は少なめ
- リストレスト必須
- ロープロファイルは存在しない
- 電池持ちは微妙
自分はREALFORCEのみ試し打ちしたことがある。
仕組み
この静電容量無接点方式が一番難解な仕組みとなっているため、ざっくり解説する。詳しく知りたい人は技術系の人に聞いてほしい。

静電容量無接点方式は下から基盤,コニックリング(円錐状のバネ),ラバードームと重なっていて、このラバードームが押下されるとコニックリングが潰される。
このコニックリングが潰されると静電容量というものが変動し、それを基盤が検知し反応するというのが静電容量無接点方式だ。
「磁気式スイッチの磁石が静電容量とやらに変更されたんだな〜」と捉えてもらって良さそうだ。
小話
コニックリングがいかにも打鍵感に影響してそうだが、打鍵感はすべてラバードームが作り出している。打鍵感の生み出し方はメンブレンキーボードと同じ。
なぜメンブレンキーボードと同じ方式なのに静電容量無接点方式のほうが打鍵感が良く、耐久性に優れているのか、それはラバードームの品質だ。
静電容量無接点方式はややこしい方式故コストが高い。変に安価にするより圧倒する打鍵感、耐久性に振り切ったほうが賢明だ。
高級路線に振り切った影響でラバードームの品質がえげつない。それ故打鍵感や耐久性が優れている。
ちなみに、静電容量無接点方式を指すキースイッチの多くはラバードームを使用しているが、中にはメカニカルスイッチに似た見た目、打鍵感で静電容量無接点を実現したメーカーもあるらしい。
→リンク(Newタブ)
有名機種 REALFORCE R3S(テンキーレス/45g)
↑アフィ
静電容量無接点方式のキーボードには大きく分けて3メーカーある。REALFORCEとHHKB、NiZだ。NiZはちょっとマニアックだから除外、HHKBは配列の癖が強いから除外した。
結果残ったのがREALFORCEだ。その中で選定したのがこのR3Sという有線タイプ。R3という無線タイプもあるが、電池持ちがカスという声を多数聞いた。
ちなみにHHKBの無線モデルも乾電池2本使うくせして公称3ヶ月しか持たない。
電池持ちについてあれこれ考えるくらいなら有線で使用したほうが良い。静電容量無接点方式にしては安価で2万くらいで買えるのも良いポイントだ。
デメリットはキーキャップが安価なABS素材。せっかくなら高耐久なPBT素材を使ってほしかった。
まとめ
最後に、キーの方式の違いと価格、ラインナップを表にまとめてみた。

自分の肌感覚も入ってるから100%正確ではないと思うけど、情報をざっと掴んでみたところこんな価格帯だった。
メンブレンキーボードが一番普及している=製品も多いと思いがちだが、普及率が高いことによる競争によって有名メーカーが生き残るため、製品数は思いの外少ない。
メカニカルキーボードのラインナップは、メジャーなものからマイナーなものまで様々なキーボードが存在している。理由としては打鍵感に拘る人が多かったり、ゲーミングキーボードという巨大なジャンルが存在しているから。
また、メカニカルキーボードには”自作”という沼の境地ともいえる界隈が存在するため、ラインナップと価格はさらに広がっている。
オプティカルスイッチと磁気式スイッチは新しい方式ということもあってラインナップは少なめ。
静電容量無接点方式はREALFORCE/HHKB/NiZの3派閥+高価格だからユーザー数も少なく、ラインナップも少なめに感じた。
いや、決してラインナップが足りないわけでないけど、莫大な数あるメカニカルキーボードの世界を覗いてから見てみると、やっぱ少なく感じてしまう。
現在、よく使用されているキースイッチをすべて紹介した。何か役に立つことができれば、このバカ長い制作時間が報われることだろう。
ここまでご覧いただきありがとうございました。