今回はブログのお話、つまり見てくれる人はほとんどいないだろう。それでも、少しでも被害を減らすべく記事にする。
今回の主役は「パーマリンク」と呼ばれるものだ。
パーマリンクとは

パーマリンクというのは、ここのページに割り当てられるURLのことだ。上の赤い部分がパーマリンクにあたる。
このパーマリンクには規則性があって、日付が入ってたり記事の題名が入っていたりと様々だ。
ガジェ文はもともと「日付+記事の題名」だった
このガジェ文はもともと「https://andanten.com/投稿日/投稿名/」だった。初めて書いた記事であるモノゼロメタルの記事を例にすると、
https://andanten.com/2024/01/07/【レビュー】mono-zero-メタルタイプ(ノーマルタイプと/
このような規則性でパーマリンクが割り当てられていたのだが、とある問題が発生した。
URLの日付が更新日と勘違いされる
URLに投稿日”が”入っているということを知っているのは管理人だけ。読者は知る由もないから「更新日かな?」と誤解される可能性がある。
そのため、頻繁に更新しているのにURLの日付が古いと、「情報も古いのかな?」と錯覚する可能性がある。これはせっかく記事更新しているのにもったいない。
記事を更新するとURL変わる
また、URLに投稿日が入っていると、もしその記事をリライトして再投稿した際、投稿日が変わるためURLも変わってしまう。さっきの記事を例にすると、
https://andanten.com/2024/01/07/-省略-/
→https://andanten.com/2024/11/30/-省略-/
もしGoogle検索から来た際、上のURLにアクセスできなくなるためGoogle様からの評価が悪くなる。これは避けたい。
投稿名に日本語が入るとクソ長くなる
個人的に一番腹を立てていたのが「URLの長さ」。またまたモノゼロの記事を例にする。
アドレスバー表記だと
https://andanten.com/2024/01/07/【レビュー】mono-zero-メタルタイプ(ノーマルタイプと/
URLをコピペ(エンコード)すると、
https://andanten.com/2024/01/07/%e3%80%90%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%80%91mono-zero-%e3%83%a1%e3%82%bf%e3%83%ab%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97%ef%bc%88%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%ab%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97%e3%81%a8/
このようにURLに日本語が入っていると変換された際にURLがかなり長くなる。これが嫌だったから途中の記事からパーマリンクをいじっていた。
現在は「数字」のみに変更
現在のパーマリンクの設定は、数字を自動的に割り当てる設定に変更した。
またまたモノゼロの記事を例にすると
https://andanten.com/2024/01/07/【レビュー】mono-zero-メタルタイプ(ノーマルタイプと/
→https://andanten.com/43/
めちゃくちゃ短くなって嬉しい。実は日付だけ消して投稿日だけにしようかとも思ったけどあえて数字にした。理由は下の通り
- すべての記事のURLが短くなる
- 投稿毎にパーマリンク変更するの面倒くさい
- 投稿IDがURLとなって管理が楽
たったこれだけ。まあ数字のみのURLにも下のようなデメリットが有る。
- URLだけでどの記事か分からない
- Googleの人間がわかりやすいURLという基準を満たしていない
(今のところSEO的に影響なし)
これらのデメリット以上にメリットが魅力的に映った。
パーマリンクを変える危険性
実はこのパーマリンクを切り替える事には、とてつもないリスクを孕んでいる。
404ページが表示される場合がある

個別リンクを切りかえるため、昔のリンクにアクセスしても「404ページ=見つかりません」と吐き出されてしまう。
Google検索のルールとして「見つからないページを表示をしたら評価下げるよ」というものがある。これにクリティカルヒットするリスクが有るのはバチクソ恐ろしい。
まあこれは後述するプラグインを入れれば、自動で昔のリンク→新しいリンクに転送してくれるから、めちゃくちゃ危険か?と言われるとそんなことはない。
SEO評価が消える可能性

SEOというのは、Google検索などの検索エンジンへの最適化を指す言葉だ。これを施すことによって、検索結果の上位に入ったりすることができる。
この評価のことをSEO評価というのだが、それは個別リンクに付いている。そのためパーマリンクを変える=個別リンクを変えるということだからSEO評価が失われる。
せっかく1年積み立ててきたものが水の泡になる。これだけは避けたい。幸いにも上のプラグインでURLを転送すればSEO評価も移されるらしい。それでもミスしたら…と思うと恐ろしい。
これらの理由からパーマリンクの切り替えを渋っていたが、もしもっとこのブログが繁盛したときに切り替えてSEO評価が落ちると考えると恐ろしく感じて踏み切ったという理由だ。
パーマリンクの切り替え方
さて次はパーマリンクの切り替え方を解説する。と言ってもこの知識全部ネットで得た。先人に感謝しつつまとめていく。
1.プラグイン「Redirection」を導入

バチクソ有名なプラグインRedirectionを導入する。これを使用することでパーマリンクを切り替えた際に、自動的に転送(リダイレクト)される。

インストール&有効化を済ませたら次は「インストール済みプラグイン」に移る。そうすると画面の上に「Redirectionセットアップしてください」と表示されるから画面に従いながらインストールする。
セットアップ画面のどこかで「すべての404ページを監視」的なチェックボックスが出てくる。それに必ずチェックを入れる。でないと自動的に転送されない。
2.パーマリンクを変更

次にパーマリンクを変更する。方法は簡単。「設定>パーマリンク」に写ったら下の画面が現れる。

パーマリンク構造を切り替えて保存すると完了。
「楽じゃん」と思われるかもしれないが、ここからが地獄だ。
3.すべての記事の内部リンクを変更


後述する隠された欠点”ページ転移速度の遅さ”を少しでも減らすべく、すべての記事の内部リンクを変更していく。
一括置き換えできるプラグイン「Search Regex」というものもあるが、変更前と後ではURLが全く異なるからかえって時間がかかる。「日付+投稿名」から「投稿名」への変更なら日付を消すだけだから使用できるかもしれない。
これが一番しんどい。心を無にして作業した。
変更した感想
Redirectionは正常に動作
自動的に転送されるなんてホント?と思っていたが、ちゃんと動作した。自分がしたのはインストールとちょっとしたセットアップ、ただそれだけなのに。
本当に素晴らしいプラグインだ。これさえあればSEOの問題も万事解決。
SEO評価は引き継がれてる

一年積み立ててきた評価がどうなったのかというと、多分引き継がれている。
このブログ一番のPV稼ぎ頭としてアリエクの検証記事があるのだが、それについて調べた時、ちゃんと検索結果一位を叩き出した。
もちろんページにアクセスできるし、ちゃんと新しいパーマリンクに変わっていた。無事変更できた。
転移速度が遅くなるのが一番の痛手

SEOは問題なかったが、一番の敵と言えるのが「速度」。無駄な動作が発生する関係上、他のサイトに比べると明らかに遅い。
パーマリンク変更時の注意点としてなぜ教えてくれなかったのか…
上のアリエク記事のように最終的には301リダイレクトを認識、新リンクに切り替えてくれるから時間の問題だと思うが少しの間はキツイ。
最後に
初めにパーマリンク設定は済ますべき
このパーマリンク問題はそもそもブログ開始時に済ませておけばこんなハラハラすることもなくなる。だからwordpressでブログを始めた際は絶対に変えておいた方が良い。
変更する際は慎重に

パーマリンクを変えるということは最悪SEO評価を落としてしまう可能性があるから、めちゃくちゃ慎重に行ってほしい。Redirectionさえ入れていれば大丈夫だとは思うが、用心するに越したことはない。
内部リンクも変更必須

もしパーマリンクを変えた際は、内部リンクもちゃんと変えたほうが良い。旧リンクから転送されるが無駄な動作が入ってしまっているため速度が段違い。
もともとブログ大好きで読んできたからこそ、内容は良くても動作が遅いブログは読まなくなる。だから重要。
今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。