今回はこの前の初売りセールで購入した左手デバイスをレビューする。
目次
ACK05とは

「低価格左手デバイスの定番」とも言える左手デバイスだ。
低価格で左手デバイスを使う方法として、テンキーを使うことが多いがホイールが付いていない。またホイールの付いた左手デバイスは殆どの製品が1万を超える。あまりにも高すぎる。
そんな市場に10のカスタマイズボタン+ホイール付きで5000円という価格破壊っぷりで登場したのがこのACK05だ。
メーカーはXPpen。ペンタブ/液タブのシェア率2位に君臨するそこそこ有名メーカーだ。
外観
次に外観を紹介する。

↑外箱にはシュリンクがついている

↑側面にはWireless Shortcut Remoteの文字が

↑裏面には詳細が書かれている

↑内容物は本体、ケーブル、USBドングル、説明書、シール

↑本体正面。ブラックを基調としていて安っぽさは少ない。

↑裏面にはゴム足がついている。

↑充電端子はType-C端子を搭載している。

↑電源スイッチはスライド式

↑L字ケーブルが付属する。実測約1.5mほど

↑ドングルの比較。左のドングルが付属するドングル。少し大きい。

↑シールはこんな感じ。安っぽくないすこしザラザラした質感。

↑外箱にはクッションまでついている。
使ってみた感想
使ってみた感想を書いていく。
自分の環境
自分の環境はmacOS14.2.1でM1チップのMacbookPro(2020)を使用している。また、Wacomのドライバも入っている環境なので今から書くことがすべての人に起こりえるかはわからないことをご理解いただきたい。
左手デバイスは便利

なくても操作はできけどやっぱり便利。自分は画像編集ソフトで使用した。特に良かったのが90°回転させるとき。ボタン一つで「90」が入力できるのはなんだか時短ができているように感じる。
イラストレーターや動画編集者がおすすめするのも納得した。
バッテリー持ちが優秀

バッテリー持ちはかなり良い。最初開けてからほとんど充電していない。流石1000mAhのバッテリーを積んでいるだけはある。ヘビーユースでも普通に使えると思う。
ソフトが良くない

たしかに便利だが、ソフトがあまりよろしくない。デバイスをオンにしたら出しゃばるソフトはとてもうざいし、設定し直さないと使えないホイールもどうかと思う。(後に改善されると思うが)
あとUIも良くない。ソフトを選択すると普通はそのアプリのショートカット設定が開くはずだが、開かない。
そのせいで一生懸命設定したのにもかかわらず、すべてのソフトの設定をしていることが多発した。
バグが多すぎる

一つ言いたい。「バグが多すぎる」届いてウキウキで設定をしていたのだが、初期設定のホイールの操作があべこべだとか、ショートカットが設定できないだとか、電源ONにするとソフトが手前に表示されるだとか…詰めが甘いと感じた。詳しくは下に書いておく。
・ctrl+tabのショートカット設定不可(ブラウザのタブ切替のショートカット)
・初期設定のホイール設定があべこべ
(スクロール不可→矢印を登録、ブラシサイズを小さくしかできない→ショートカットを割当、ズームが不安定→ショートカットを割当)
・ショートカットを設定後、ウィンドウを閉じれない。(閉じるとドライバまで終了する)
・起動時、デバイスをON/OFFするとソフトのウィンドウが手前に表示される
・デバイスの電源をつけっぱなしにしてPCをスリープにすると高頻度で画面が点灯する。
文章執筆で左手デバイスは必要ない

正直ブログを書くだけなら左手デバイスを使わずにキーボードで行ったほうが効率的だ。Caps Lockキーとhjklキーで左右上下のカーソル移動、Caps LockキーとBackSpaceキーで右側の文字を消すことができれば特に困ることはない。なので左手デバイスはブログを書く時は使わなくなった。
キーボードの同時押しによる割り当ては別の記事を書いたので見てほしい。
最後に
コスパ最高と名高い左手デバイスを使用したがあまり馴染まなかった。
ソフトが足を引っ張る
というかソフト側が全然ダメ。折角製品の出来は素晴らしいのに肝心なソフトが残念な仕上がりだった。設定できないショートカットキーがあるなんて論外だ。
逆にソフトが使いやすくなると大化けすると思う。まずはソフトを閉じてもドライバは常駐するようになってほしい。
追記:マウスジェスチャー最高
マウスジェスチャーを使うことで左手デバイスを使わなくなった。マウスジェスチャーが便利すぎる。下の記事がそれなので見てほしい。
最後にアフィリンクを貼っておく
最後までご覧いただきありがとうございました。