「まーたブログかよ」と思われるかもしれないが、安心してほしい。執筆時の情報確認などにガッツリ使ってるから使い方としてはメインブラウザとあまり変わらない。
つまりみんなの参考になる。だから見ていってほしい。
目次
Floorpの特徴

早速Floorpの特徴を伝える。大きく分けて2つある。
日本の学生コミュニティが開発
1つ目の特徴は日本のコミュニティが開発してるところだ。日本産のブラウザはマジで少ない。
しかも中・高生中心で作ってるらしい。ジョークなやつではなくてガチだ。公式サイトの文章も幼さを感じず、しっかりしている。凄い。
Firefoxベース

2つ目の特徴としてこのブラウザはFirefoxベースになっている。
多くのブラウザはChromeベースで開発されている。Edgeやvivaldi、Arcなど。
一方FloorpはFirefoxベースだから珍しいというわけだ。ちなみにブラウザのベースによって使える拡張機能が異なる。
ChromeベースはChromeの拡張機能が、FirefoxベースのブラウザはFirefoxベースの拡張機能が基本的に使える。
ブラウザ比較
メインブラウザであるVivaldiと元ブログ用ブラウザであるFirefoxと比較していく。
比較項目は以下の4つ。
- 見た目と使い勝手
- カスタマイズ性
- 安定性
ブラウザの速度は全部同じくらい速いから割愛する。強いて言えば「Vivaldiはたまに遅いかな…」程度。特段気にするようなものではない。
見た目と使い勝手
はじめに比較するのは見た目(UI)と使い勝手。Google表示時の画面を比較してみてほしい。個人情報が載っていたためDiscover等にモザイクを掛けている。
Firefox

こんな画面。残念ながら垂直タブバーには”まだ”対応していない(対応予定)。

ステータスバー左端はこんな感じ。シンプル。
UXはごくごく普通。Chromeからの乗り換え勢でも普通に使えるスタンダードさが魅力だ。
Floorp

Floorpは垂直タブバーを使うことが可能だ。

ステータスバー左端はこんな感じ。戻るボタンの左にある矢印は「閉じたタブを開く」ボタンだ。
使い勝手はベースであるFirefoxと非常に似ている。Firefoxからの乗り換えなら多分戸惑わない。
Vivaldi

ゴリゴリにカスタマイズしたVivaldi。垂直バーはできるだけ小さくしている。

ステータスバー左端はこんな感じ。使わないボタンは削除している。
使い勝手は色々使ってきたブラウザの中で最高に位置するレベルで良い。
上2つのブラウザより右端や下部がゴチャついてるが、その分確認できる項目が多いから助かる(ページの拡大率など)。
カスタマイズ性
設定の柔軟さを比較する。
Firefox
Chromeより多少設定項目は多いが、後で紹介する2つと比べると少ない印象を受ける。「ブラウザを見る」用途なら十分。
シンプルだからわかりやすいという利点もあるため、Firefoxでも不満を感じない人は多そうだ。
Floorp

Firefoxと非常にUIが似ている設定画面だ。
Firefoxにはなかったキーボードショートカットやワークスペースなど様々な設定が追加されている。
「右クリック+ホイール」でのタブ切り替えには対応していないが、タブバーにカーソルをあわせた際にホイールを動かすとタブの切替ができる。惜しい。
Vivaldi

上2つに比べ設定できる量がマジで多い。
キーボードショートカットの設定はもちろんマウスジェスチャーだって標準搭載。ただ数が多いだけでなく、一つ一つがユーザーがより使いやすくなるような設定ばかり。

お気に入りの設定は、「右クリック+ホイール」でのタブ切り替え。これマジで便利。しかしFirefoxやFloorpは対応していない。
安定性
ブラウザの安定性を比較する。
Firefox
冗談抜きで不安定になったことが一切ない。かなり安定している。
つまりブログ用ブラウザとしてめちゃくちゃ優秀だ。
Floorp
これは使い始めてあまり日が経っていないから参考程度にしてほしい(追記予定)。
これもFirefox同様めちゃくちゃ安定している。少なくとも自分の環境でソフトが落ちたことは無い。
今のところは「ブログ用ブラウザとして良いんじゃないかな…」といった印象だ。
Vivaldi
ちょっと安定性に問題がある。
前までは設定がぶっ飛んだりすることがあったが、最近は改善されたみたいだ。とはいえクラッシュは結構起こる。
ブログなど重要なデータを扱う用途ではおすすめできない。
Floorpを使った感想
比較を終わらしたところで感想を述べる。
普通にド安定
今までFirefoxを使い続けていた理由である「安定性」はFloorpも受け継いでいる。

実験的と注意書きされていた垂直タブも使ってるが、不安定になったことは無い。ブログ用ブラウザとしてめちゃくちゃ助かる。
カスタマイズ性がFirefoxより良い

Firefoxだったら設定を漁っても良い設定が見つからないことが多かったが、このFloorpは設定を見てみると試したくなる項目がちょくちょくある。
Vivaldiのカスタマイズ性には勝てないが、ヤツは設定できる量が多すぎるため混乱する。
このFloorpの設定の量は設定を漁って見つける自分のような人からすると、”ちょうどいい量”なのかもしれない。
でも「右クリック+ホイール」でのタブ切り替えはついててほしかった。
やっぱ垂直タブは便利

「さっきのカスタマイズの項目で書けよ」と思われるかもしれないが、本当に便利だから布教する。
画面の場所を取るが、多くのサイトは横幅を使いこなせていないため、邪魔になることはない。それ以上にタブの一覧性に優れすぎている。これは一度使ってみるべき。
ほとんどのサイトは左端または真ん中だから、邪魔にならない右端に置くことをおすすめする。
ちなみにEdgeは右側に寄せることが出来ないから注意してほしい(Edge君ホントもったいない…)。
Mozillaアカウントにて同期可能。

このFloorp、Mozillaアカウントでの管理に対応している。
そのためパソコンが変わっても設定はほぼ全部引き継がれるし、神な同期機能も使用可能だ。この動機機能の秀逸さはChromeもVivaldiも見習ってもらいたい。
ドラッグ用スペースが大きい
このFloorp、タイトルバーの設定ないのかな?と思ってたけどあった。

場所はツールバーを右クリックしたら出てくる「ツールバーをカスタマイズ」>「タイトルバー」にチェック。

この設定はほとんどのブラウザでできる。
珍しいのがタブバーをドラッグするとウィンドウを掴むことが出来る点だ。

掴む範囲がデカいから便利。
スマホアプリがない

これが一番のデメリット。これが原因で乗り換えれないと感じている人が多いと思う。このカスタマイズ性をスマホでも使いたいんやという人は結構多い。残念ながらそれは叶わない。
だがスマホアプリがないわけではない。
先ほどこのFloorpはMozillaアカウントを使用できる。そうスマホ版Firefoxだ。これを使うことでタブなどの同期やページの送信などを使用可能だ。
スマホはChromeを使わないといけない…みたいなことはないから安心してほしい。
最後に
デメリットが非常に少ない優等生

ここまでFloorpの比較、良い点悪い点を洗い出したが本当にデメリットが少ないブラウザだと思った。
Firefoxライクな見た目、それなりにカスタマイズできる設定、安定動作など良い点が詰まってる。こんなに完成度が高いのにあまり知られていないのは本当にもったいない。
スマホアプリはないが…

何度も書くがFloorpのスマホアプリはない。
普通に見れば「スマホで使えないんだ…やめよ」ってなってしまう。実際にはFirefoxで使えるのに。このことは大々的に伝えたほうがいい。
せっかくMozillaアカウントでの神同期機能が使えるのにもったいない。
Firefoxからの乗り換えに最適
逆に欠点は、このスマホアプリとしてFirefoxが使えることを知られていないだけで、それ以外は本当に良いブラウザだ。
Firefoxのデザインが好きな人、程々のカスタマイズでド安定なブラウザを使いたい人に全力でおすすめする。
最後にFloorpのサイトを貼り付けておく。
→リンク(Newタブ)