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【速度2倍!?】Thunderbolt5がヤバそうだからまとめてみた。

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最近Razer Blade18が登場した。

出典:RAZER(新しいタブで開きます)

性能も価格もモンスターノートPCなのだが、付いているThunderbolt5端子もモンスター級の性能を秘めている。詳しくは出典のリンクに飛んでほしい。

一体Thunderbolt5で何ができるのか、以前の規格と比べてどのように進化したのか。徹底解説していく。

書いた人
犬鳴
犬鳴

ガジェ文の中の人犬鳴です。ガジェット、文具レビューから時々ニッチな内容まで好きなものを書いてます。

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Thunderboltとは

まずThunderboltについてかるーく解説しておく。

ThunderboltはIntelとAppleによって2011年に制定されたデータ転送規格。ライバルとしてUSBが挙げられるが、違いは以下の通り。

  • PCI-Express接続
  • 映像出力対応(初期から)
  • デイジーチェーン(数珠繋ぎ)をサポート
  • ホスト・デバイス側両方にインテル製のモジュールが必要(=高価)

ちなみに、この稲妻マークのついたケーブルはThunderboltだ。(画像出典:apple)

今回紹介するThunderbolt5は五世代目となる。

Thunderbolt5の機能一覧(&比較)

機能をサクッと紹介。

  • USB PD EPRサポート
  • 転送速度が2倍に
  • 帯域ブーストにより送信速度がより早く
  • 画面出力が強化
  • 後方互換性抜かりなし

こんな感じ。最強端子ここに極まれり。

給電能力

Thunderbolt5になることでPD EPR機能の対応が必須となったため、最低140W、最大240Wもの電力供給が可能となった。
Thunderbolt4のときは最低100W、オプションで140Wだったため大きな進歩だ。

PD EPRについては前の記事の補足欄に書いてるから見てほしい。

転送速度

Thunderbolt5は転送速度が80Gbpsと3/4の40Gbpsを上回る。新しい信号方式を採用したことにより帯域幅がより広くなった。あと、PCIe4.0へアップグレードされたのも大きい。

またThunderbolt5は帯域が4つあり、一つ40Gbps出すことができる。
標準状態では送信、受信両方2つに振り分けられ、送受信80Gbpsを実現している。

勘のいい人は気づいたかもしれないが、この送信レーンを一つ拝借することで送信レーンが3つになり+40Gbpsの120Gbps、受信レーンが1つとなり40Gbpsという状態になる。

映像出力

Thunderbolt5になることでDP2.1をサポート。Thunderbolt3/4の頃はDP1.4だったから順当なアップデートだ。

肝心のディスプレイ出力は6K2画面のサポートが必須となっている。Thunderbolt4の4K2画面よりスペックアップされている。ここからが面白いのだが、先程書いた120Gbpsのブーストモード。

※環境に配慮し再利用しています

これを使用することで、8K解像度またはフルHD540Hz、4K144Hz(三画面)の頭おかしい解像度やリフレッシュレートの転送が可能となる。

互換性

Thunderbolt3〜からあった互換性もThunderbolt5でも受け継がれている。

出典:Intel

今までの、USB3.x、USB PD3.0、DP1.4はもちろん、新たにUSB4 Version2.0、PD EPR、DP2.1、PCIe4.0もサポートされるようになった。

ケーブル長

しれっと対応ケーブルの長さが変わっている。

Thunderbolt3は~0.8m(パッシブ)/2m(アクティブ)
Thunderbolt4は~1m(パッシブ)/2m(アクティブ)
Thunderbolt5は~1m(パッシブ)

(パッシブ)は正称でパッシブケーブルと呼ばれるもの。
信号増幅を行わず、そのまま信号を通す。ノイズが起こりやすいため長距離転送には向かないが、安価なのが特徴。

(アクティブ)は正称でアクティブケーブルと呼ばれるもの。
パッシブケーブルと異なり信号を増幅して転送するため長距離転送に向くが、信号増幅用の部品やケーブル長が伸びる分価格が高くなっている。

となっている。Thunderbolt5に2mのアクティブケーブルは見つからなかった。

最後に

Thunderbolt5はさらなる高み

正直Thunderbolt4で完成かなとおもっていたが、Thunderbolt5を見るとかなり魅力的だ。特に、最大240W給電できるのが素晴らしい。

よくあるゴツいゲーミングノートPCにThunderbolt5搭載されれば、レンガのようなACアダプターが不要になるだけでなく、たった一本のケーブルで様々なデバイスと接続できてしまう。

この利便性がゴツいノートPCでもできるようになるとは…技術の進歩は素晴らしい。

ロゴ同じはややこしい

出典:Intel

各所で騒がれているがThunderbolt規格のロゴは五世代立っても同じ雷マークだ。無印や2であれば端子が違うから分かるが、3以降になるとわからない。

Thunderbolt5に対応しているか否かでできることが結構変わるからロゴは刷新してほしかった。

USB4 Version2.0も気になる

Thuderbolt5を調べる際、ずっと出てくる規格USB4 Version2.0。かなり気になる。
転送速度が80GbpsだったりとThunderbolt5との共通点が結構ある。

もしかしたら今後記事にするかも知れない。

最後にちゃんとした1mのThunderbolt5ケーブルのアフィを貼り付けておく。


ここまでご覧いただきありがとうございました。

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